先日の映画感想について

28日付け、29日付けで記した"ミリオンダラーベイビー"の所感について、以下のようなコメントをいただいた。

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何を深く感じたのかまるで書かれていないので感想と言えるものにはなってませんね。
あなたが何を感じたのかを問題にしてるのですよ。察するものがあったならそれを書けばいい。
置くが深いとだけ述べるのは一種の思考停止で、幼稚園レベルの感想。わざわざ文字にする必要がない。
イーストウッドのなにがかっこよかったのかもまるでかかれていないし、やはり幼稚園レベルですよ。

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もうちょっと踏み込んだ感想が必要かと思っていたのですが、お持ち帰り業務が多いため一日先送りします。
まぁ、僕がつらつらと書けるようなことは、既に感想を記されている他サイトさんでたくさん目にすることができることでしょうけどね。
僕の嫌いな職業の一つに、低レベルな"評論家"があります。
別例にはなるけど、人の論文を丸写ししたようなものを、自分の研究結果などというような情けない真似はしません。


でもね、何が素晴らしいって、監督の力量なんですよ。それに尽きる。行き着くところはそこ。そう表現する以外にないんだよなぁ…。
「朝6時半に起きて、朝ご飯を食べました。友達と一緒に学校へ行って、(云々、云々)、お風呂に入って21時に寝ました。とても楽しかったです。」
というようなことをたとえ無駄にダラダラと文字に起こしたところで何の意味も持たない。


"何がかっこよかった"という点についても、彼の出演作、監督作を観てる人にはよく分かる。観てない人には分かんない。それが彼の味。
それは"キスの味はどんな味"って聞かれても、うまく答えられないのと同じ要素を含んでいる。
キスを体験したことの無い人には分かんないだろうし、シチュエーションによっても異なる。朝から晩までそれしかしてない人にとってはただの作業でありそんなことは考えない。


"かっこいい"とは抽象的な表現なので、感じ方は人によりけり。木村拓哉田村正和、どっちがかっこいい?
"お金持ち"もそう。子供からしてみれば100万円でもお金持ちかもしれない。100億納税している人もいるんだもん。